ウズベキスタン−2

ヒバ、ブハラ、サマーカンドは、ウズベキスタンの西、アムダルヤ川沿いにあるそれぞれ小さな町です。

小さい割に当時の大学(medrese マドラーサ)がそれぞれの町にいくつもあって、11世紀あたり世界のsilicon valley だったこの地域で現在の技術の元になる数学、天文学が教えられていました。数学のお父さんとも言えるフワーリズミーそしてウマル・ハイヤームなどなど。世界中で使われている数字0,1,2,3..もアラビア文字でこの辺りから世界に伝えられていきました。

町を歩いてみると建築物の形、タイルの色やデザイン技術もすごいけれど芸術的でとっても素晴らしいです。そこで気づくのは当時の科学者たちは数学者でありながら詩人や哲学者だったということです。

NO ART NO LIFE

ウズベキスタン−1

5月の終わりにウズベキスタンに行って来ました。目的はスザニとイカットの現在の状況はどうなっているのかを見るためです。

ウズベキスタンは中央アジアでシルクロードが通った大事な国です。最初に日本から直行便でタシケントに行って、タシケントからヒバに国内線で行きました。一番西からヒバ、ブハラ、サマーカンド、 タシケント、フェルガナ地方も含めて東の方へ進みました。父や私たちはトルコで、ソ連崩壊後古いスザニやイカットが流れて来たのを見てそれを買ったり売ったりしました。素晴らしいものでした。そのレベルのものは今はほとんどないのです。ソ連時代、ウズベキスタンではスザニの製造は禁止されており、それ以前のものがソ連崩壊後に出回りましたが、主にヨーロッパに売られていってしまいました。

トルコでも同様で、昔作られてきたものは現在と圧倒的にレベルが違っています。トルコは、数十年前まではウズベキスタンと同じ状況でしたが、しかしその後、カーペット業者や研究者などがそれに気づき、早くから復活するために頑張っています。トルコの父や私、弟も復活させたいグループの一角にいます。トルコ人だけではなくドイツ人や世界各国の人々がずうっと研究をして昔ながらの作り方をリメークする方法を探しています。研究はいつまでも終わりません。なぜならば、日本の着物職人の記録のような資料が全然ないのです。遊牧民や村人がお母さんなどから体で学んで技術を継承してきたからです。

研究はかなり進んでいるかと思いますが、最近スイスの方が今まで知られていなかった草木染めのテクニックをたまたまアメリカの本   ( A Perfect Red, Amy Butler Greenfield)から見つけました。コチニール(虫です)を使ってウールを染める時は錫(スズ Sn)を使うと少し紫っぽい赤が染められるとのこと。すぐにブハラなどの絨毯に科学分析をしたところ、17世紀後のブハラの絨毯にも染める時に錫が使われたことが明らかになりました。

今度この情報を生かしたいと思います。トルコの父たちと紫っぽい赤で絨毯を作ってみます。

ウズベキスタンの話に戻りますと、青山のうちの店で売っている昔ながらの製法で再現した繊細で美しい手刺繍のスザニクッションと、ウズベキスタンの街で売っている機械による大量生産のスザニとでは大きな違いがありました。

 

ヒバの写真です。


お問い合わせください?

こんにちは、

一昨日、キリムにだいぶ詳しい方がお店に来られました。色々とコレクションのキリムをご覧になっていました。どんなキリムを広げても、物を詳しく見るよりすぐに名札を見て値段をチェックされていました。それで「あれ」とかおっしゃっているので、どうしたんですかと聞くと、思ったより安いと言われ、ちょっと気になって色々話をしましたら、うちのこと(キリムハウス)をずっと昔から知っていますけれど、
すごく高いお店のイメージがあったため、来るのに勇気がなかったと言われていました。私は少しショックでした。ホームページでコレックションのキリムは全部お問い合わせくださいと書いているからだったらしいのです。

説明をしました。写真撮影はすごく頑張っています。目的は見てくれているお客さんにより現実に近い感じで見せたいからです。ただこちらがいくら頑張っても見てくれている側のモニタやブラサーによって見ている写真は現実と違って見える可能性が高いのです。なので、よその物と色々比べたりする時、写真だけで比べますとそのキリムをコレックションにしている理由がわかりにくいです。

そいうわけでコッレクションのキリムの価格はネットでは見せないようにしていました。改めてよく考えたら昔と違って今日本にキリムの詳しい方がいっぱいおられます。
うちのお客さんもほとんどすでにキリムを持っている方で、よく皆さんアップグレドにキリムハウスに来られます。

キリムハウスのコッレクションを理解していただけることに心配はなく、これから全ての商品の価格を出します。

よろしくお願いいたします。

カラル ハーカン

日本に戻ってきました。

今回一ヶ月以上日本から離れていました。最初はイスタンブールに行っていろいろ仕入れをしました( ヘレケ、ウシャック、オールド絨毯、オールドキリム )。それからドイツ、アイスランド、ノルウェー、デンマーク行っていろんなリサーチをしました。一度イスタンブールに戻ったけれどパリの Maison & Objet (メゾン・エ・オブジェ)参加しました。最後はイスタンブールで Kurban Bayram でしたので色々な人に会ってとっても楽しかった。でも大変疲れた 🙂img_2497 img_2514 img_2520 img_2665 img_2689 img_2696 img_2739 img_2759 img_2768 img_2797 img_2200 img_2357 img_2361 img_2845 img_2240 img_2309 img_2326

巨大なペルシャ絨毯BIDJAR

2年ぐらい前にどうしても欲しいと思った絨毯がドイツのオクションハウスに出ました。一つの問題をそんなに気にしなかったけれど大変でした。大きさ6メートルかける4メートル重さ80キロ !!!!!

送ってもらうのは100万円ぐらいと言われました。そして自分で取りに行くことにしてそこに預けてもらいました。その後弟にドイツにいってもらって日本に持ってきてもらいたかったけれどその大きさや重さじゃ飛行機に乗せられないと言われ、彼がその絨毯を持って車でフランスの親戚のところまでドライブしてパリに預けることになりました。そしてパリから別の親戚にトルコまでドライブで持ってきてもらうことにしました。トルコでメンテナンスなど6ヶ月ぐらいかかってやっと東京の店に届きました。

ここまで手間をかけた絨毯は滅多にないけれど下に敷いてみたらその甲斐があったと感じました。素晴らしいです。

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オスマンさん

もう一箇所はトルコの西、エーゲ海側の産地セルジュックで絨毯を作っている、オスマンさん。彼はお父さんの代から絨毯の商売の中にいましたが、10年ぐらい前から全く昔と同じ作り方の絨毯生産に頑張っている人でした。今回、彼はDOMOTEXに初めて参加したそうです。頑張るエネルギーを感じて、彼のところからも仕入れしました。

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女社長

いい会社を2つ見つけました。一箇所目は、すでに30年ぐらい前から古典的な絨毯を作っているところで、ベテランの女性社長さん。そこの絨毯は、色も、模様も、素晴らしく綺麗で、今までお店で扱わなかったタイプ。その中にヘリズやマムルークも入っていました。彼女はアメリカに住んでいますが、会社はトルコの東の方にあって、そこで絨毯を織っています。とても素敵な女性。2012年からは、トルコにあるシリアの難民キャンプで作り方を教えて、今は250人もの難民の女性たちが絨毯を作っているそうです。

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ハノーバー 雪

最初の日すごく雪が降って、街じゅうが真っ白になりました。いたるところに立つ樹々の枝に、雪がかぶさって、とっても素敵な風景に変わりました。寒くて湿度が低いので、白い風景は、いつまでもそのまま。まるでクリスマスカードの風景みたいでした。

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ハノーバー メッセ

16日からはドイツのハノーバーで行われる世界一大き絨毯の展示会(見本市)に参加しました。会場となったDOMOTEX は、日本のビッグサイトを何十倍にもした巨大なもので、年中、いろいろなイベントが開かれています。一番寒いこの時期なのに、ホテルは満杯、しかも高い!世界中からいろんな会社がそれぞれいろんな物を持ってきて、すごい数の絨毯が一度で見れて便利です。今回はモダーンな絨毯がメインでした。でも、私はやっぱりclasicalに興味があります。

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