セミオールドキリム Mut K23208

縦糸にコットンを使った、とてもさわやかなムットの印象セミオールドキリムです。
白い織り地に鮮やかなオレンジ、そしてブルーの組み合わせがこのキリムの素敵なポイントです。未染のウールを多く使っているところや、アースカラーを中心とした色使い、大きな模様やデザインなど、ムットのキリムらしさをもっていますが、このすがすがしく若々しい色使いは、織り手のオリジナリティによるものでしょう。
きゅっと目を引く太陽のようなオレンジは、白いウールにも、グレーのウールにもよく合ってモダンな組み合わせです。
また、標高の高い山岳地帯のムットで、海を思わせる爽快な青。その青や発色の良いターコイズと、濃い茶色の組み合わせもまた、私たちにも共感できるモダンな感覚といえるでしょう。
さわやかさと、ムットキリムらしいざっくりとしたウールの重さ加減とのバランスがとてもよく、一年を通して合わせやすい一枚です。
30年～50年前に織られた、実際の遊牧民の生活用品ののキリムとしては本当に最後の頃の、貴重なキリム。これから手元に置いて、オールドキリムへと、育つのが楽しめます。