Over Size 大型

"私たちが作ったオリジナルの絨毯です。昔の作り方、染め方全て守って明日のアンティーク絨毯を眼材しています。 この絨毯作るのに全部で " 7 色使っています。 Mandarian Orange  523 (茜) Russian Green  418 (ヘナ - 藍) Dark Brawn  316 (羊そのままの色) Emerald Green  407 (カモミール - 藍) Cadet Blue 26 (トウダイグサ - 藍) Olive Green  425 (モクセイソウ) Yellow Green 419 (ヘナ - 藍) ..

この絨毯の情報はDimand, Maurice S.とJean Maileyの著書「Oriental Rugs in the Metropolitan Museum of Art」（ニューヨーク：メトロポリタン美術館、1973年）から得られています。第38番、110ページ、図版に掲載されています。この17世紀にケルマン地方（ペルシャ）でデザインされた絨毯は、花の列が配置された花瓶技法のものです。大きな花の形が斜めに並び、これらのオジバル（花の形のアーチ）を作り出しています。この模様には花瓶が散在していることから「花瓶絨毯」として知られており、伝統的には垂直に4つの列の花があります。一部の「花瓶..

この絨毯の情報は、2015年にリスボンのグルベンキアン美術館で印刷された書籍「Museo Calouste Gulbenkian」の52番に由来します。これはペルシャのケルマン地域で17世紀に作られた花瓶技法の絨毯デザインです。16世紀のサファヴィ朝ペルシャでは、メダリオンのある絨毯が最も高く評価されていましたが、世紀の終わりから次の世紀の始まりにかけて、花のモチーフや渦巻き、パルメットなどの装飾への好みが徐々に現れ、全体のフィールドを覆うようになりました。この例のデザインにおいても、東部と南部ペルシャの絨毯にはこれが当てはまります。その中には、ケルマン地域に帰属される有名な花瓶タイプの絨毯が..

この絨毯の情報源は、ウォルター・B・デニー著「イスラム絨毯の読み方」、メトロポリタン美術館、ニューヨーク、2014年の図版61、62から得られています。この五つ星メダリオン絨毯は、エジプトのカイロのマムルークスルタンによって16世紀初頭にデザインされました。ニューヨークのメトロポリタン美術館に「シモネッティ」絨毯として展示されています。イスラムの絨毯には、見つかった場所にちなんで名づけることが一般的です（「ニイデ絨毯」）または以前の所有者にちなんで名づけることがあります（「アンハルト絨毯」）。この場合、イタリア人の前所有者であるシモネッティが、15世紀のカイロのブルジ・マムルーク王朝（1382..

この絨毯の情報源は、ウォルター・B・デニー著「イスラム絨毯の読み方」、メトロポリタン美術館、ニューヨーク、2014年の図版61、62から得られています。この五つ星メダリオン絨毯は、エジプトのカイロのマムルークスルタンによって16世紀初頭にデザインされました。ニューヨークのメトロポリタン美術館に「シモネッティ」絨毯として展示されています。イスラムの絨毯には、見つかった場所にちなんで名づけることが一般的です（「ニイデ絨毯」）または以前の所有者にちなんで名づけることがあります（「アンハルト絨毯」）。この場合、イタリア人の前所有者であるシモネッティが、15世紀のカイロのブルジ・マムルーク王朝（1382..

この絨毯の情報は、E. Heinrich Kirchheimによる『Orient Star - A Carpet Collection』、Hali Publications Ltd、1993年の64番およびJoseph V. McMullanによる『Islamic Carpets』、Near Eastern Art Research Center Inc.、ニューヨーク、1965年の26番からのものです。これはペルシャ東部のホラーサン地域で作られた17世紀のコンパートメントとツリーデザインの絨毯です。この絨毯の名前は、ジェノヴァのピエロ・バルビエリの所有地に由来しています。この絨毯の基本的なデ..

この絨毯は、北西イランのビジャール地域に起源を持つ20世紀初頭にデザインされた深夜の青いフィールドに豪華なアラベスク模様が繰り返されたものです。一般的に、ビジャールの絨毯は耐久性に優れ、高品質な職人技術で知られています。アラベスクデザインは、ビジャールの絨毯でよく見られる特定の模様です。アラベスクとは、蔓や葉、花のモチーフが絡み合った複雑で装飾的なパターンを指します。これらのパターンは、大胆で繊細な色合いを組み合わせて絨毯に緻密に織り込まれることが一般的です。デザインは通常、対称性と精密さを示し、視覚的に魅力的で調和の取れた構図を作り出します。ビジャール・アラベスク絨毯は、密なパイルとしっかり..

この絨毯は、エジプト・カイロのマムルーク朝の宮廷工房によって16世紀初頭にデザインされました。オーストリア・ウィーンの応用美術館（MAK）で展示されています。その印象的なサイズ、素材、デザインの品質から判断すると、この絨毯は熟練した宮廷工房の産物であり、おそらく最後のマムルーク朝の後期に制作されたものでしょう。使用されている多様な色彩は、1500年頃の制作と言えますが、葉巻状の繊細な植物模様のボーダーや特徴的な傘のような葉は、後期の制作を示唆しています。1517年、オスマン帝国がマムルーク朝を征服しましたが、カイロの絨毯工房はマムルーク朝のスタイルを踏襲した作品を16世紀中ごろまで制作し続けま..

この絨毯は、エジプト・カイロのマムルーク朝の宮廷工房によって16世紀初頭にデザインされました。オーストリア・ウィーンの応用美術館（MAK）で展示されています。その印象的なサイズ、素材、デザインの品質から判断すると、この絨毯は熟練した宮廷工房の産物であり、おそらく最後のマムルーク朝の後期に制作されたものでしょう。使用されている多様な色彩は、1500年頃の制作と言えますが、葉巻状の繊細な植物模様のボーダーや特徴的な傘のような葉は、後期の制作を示唆しています。1517年、オスマン帝国がマムルーク朝を征服しましたが、カイロの絨毯工房はマムルーク朝のスタイルを踏襲した作品を16世紀中ごろまで制作し続けま..

  品番　：K25170 サイズ：165cm x 386cm 産　地：トルコ 年　代：アンティーク 素　材：ウール x ウール..

  品番　：K25169 サイズ：168cm x 334cm 産　地：トルコ 年　代：アンティーク 素　材：ウール x ウール..

モルドバ（モルドヴァ）地方のオールドキリムです。現在は東ヨーロッパに位置する内陸国であり、ルーマニアやウクライナと国境を接します。現在は独立国家ですが、歴史的にはアジアとヨーロッパをつなぐ要所に位置したため、古代よりさまざまな国家による支配を受けてきました。中世以降はトルコ、ロシア、ルーマニアの間で領土の占領・併合が繰り返された地域で、16世紀にはオスマン帝国の支配下にありました。 このようなモルドヴァ地方でもキリム織りの伝統が存在しており、このような独自性の強いキリムが織られています。 デザインが一気に具象化して、図案もヨーロッパの雰囲気が漂っています。 色はこのように重厚な黒な..

西部アナトリアのエーゲ海に近い町、アイドゥンのアンティークキリムです。 かなり大きめなサイズで真ん中から二枚接ぎになっています。 アイドゥンのキリムは、コンヤのデザインとも似ていて、こちらもどこかそんな気配があります。しかし、このようにぎっしりと装飾されたデザインはアイドゥンでみられる特徴です。 鮮明で多彩な色調、細い糸による細やかな織り、3メートルに及ぶ大きさでこの細やかな文様のアンティークキリムは、コレクションものです。 時の経過を感じる色あいも楽しめますが、全体に非常に鮮明な色で残っています。染色の仕上がりのよさと、よい状況下で使用されてきたこともあるでしょう。 ..

アナトリア、アダナ地方のアンティークキリムです。 長さも3ｍを超え、幅も170ｃｍあり、かなりの大作。 貴重なコレクションピースです。 まず、ひと目見てお分かりでしょうが、染色がすばらしく、１００年以上の歳月を経ているとは思えない、美しさが保たれています。 赤、青、グレー、茶にコットンの純白とのコントラストがくっきりと、きれいで、いきいきとした印象です。 どの色も個性を保ったままで美しいのですが、とくに赤色のバリエーションがこのキリムの魅力のように思えます。 黄味を帯びた赤からえんじに近い赤、明るい茜色の赤に、茶色がかった赤。 どれもけばけばし..

あたたかみのある赤い色が美しい、大判のオールドキリムです。 全体の美しさもさることながら、ぜひZOOMで、細かな色使いの美しさを堪能してください。 ボーダーにも、メダリオンにも、フィールドにも、びっしりと模様が織り込まれています。荒削りなところが少なく、それはそれは丁寧な仕事です。 赤が中心となっていますが、濃淡さまざまにバリエーションがあり、朱に近い色から、えんじに近い色まで、その幅が奥行きとなってこのキリムを一層美しく見せてくれるようです。 加えて合わせられた色たちが、どれも落ち着いていてやさしく、この赤い色たちを引き立てています。渋いピンクや、淡いモスグリーン、深..

横は１ｍあまり、縦は3.5ｍほどもあるロングサイズのオールドキリムは、リビングはもちろん、 玄関から続く廊下、リビングの大きな窓辺の床、サンルームのような広縁などに置くと、 そこにあるだけでなにげない空間が特別な場所になる、スペシャルな演出をしてくれます。 そのため、インテリアにこだわる人には大変人気の高いサイズです。 よく馴染んで淡く落ち着いた色彩の中にもバリエーションがあり、赤やグリーン、白のおりなしが美しく ポイントとなる黄色が温かみと優しさを加えています。 そしてあまり気にされることの少ないフリンジの色。この濃い茶色が全体の淡さをぐっと引締め、重厚感もプラ..

美しい大判の、オールドアナトリアキリムです。 ４メートルに及ぶ長さの２枚接ぎでありながら、左右の幅はどちらも一定で、柄のつなぎ合わせもきれいに合っており 素晴らしい織り手によって最初から最後まで、飽くことなく、心をこめておられたのがうかがえます。 このキリムの魅力はなんといってもこの美しい赤色。 赤い染色のなんともいえない美しさが、白に引き立てられていて、そのコントラストは見事です。 うねる波のように繰り返される模様には青味がかったグレー、黄色、ブラウンなどの色が巧みに織り込まれていて、 互いに引き立てあいながら、全体は見事に調和しています。 ..

東部アナトリアのガジアンテプのオールドのジジムです。トルコ南東部にあり、シリア国境に近い町です。 アンテプというのは、1920年代以降より、ガジアンテプと呼ばれる以前の、オットマン朝時代の呼び方です。 真っ赤な平織地の全面に、ジジムがほどこされています。パステルカラーに紺色を組み合わせたジジムは地織りの赤に映えて、万華鏡のように美しい文様です。 ジジムの文様はどれも緻密で正確のそろってきれいです。 ユニークなのは、平織部分にフリンジの装飾がほどこされているところです。とても個性的なデザインに仕上がっています。きっと織り手は新たな工夫にとらいしたのでしょうか。 きっとテントや..

アナトリア北東部、黒海地方バイブルトのオールドキリムです。 黒が効いた独特の色づかいは、模様が浮き上がるように生き生きして、引き込まれるような神秘的な美しさがあります。 曼荼羅のような、モザイクのようなデザインは、どこかクリムトの絵を思わせるような雰囲気ももち、 シックでいながらなぜかあでやかさがあります。 フォークロアでワイルドな印象ももちますが、大人っぽい洗練されたシックな空間にも、またゴージャスにも使える 高級感ももっています。 バイブルトは、ミフラーブキリムで世界的に有名なエルズルムに近い地域で、極寒の冬を越す、柔らかであたたかな良質の羊毛に 恵まれる土地。..

アナトリアの中北部、黒海地方といわれるエリアのチョルム（チョルン）を産地とするアンティークキリムです。 しかし黒海には接していない内陸性の土地で、中央アナトリアの特徴をもちます。 古代ヒッタイトの首都であるハットゥシャを初めとしてボアズカレ、ヤズルカヤと言うヒッタイト遺跡の拠点として古くからの歴史があり、 高い高原に入り組んだ山地が特徴的な地形で、いくつかの高原には灌漑が行われ、広い牧草地の風景も見られます。 ニ片からなるこの大作は、接ぎの美しさも見どころのひとつ。全面が模様で埋め尽くされ、色彩も非常に多彩。 地織りの部分のいくつかの色を除いては、多くの色がまんべんなくちり..

東部アナトリアの山岳地帯、エルズルムのアンティークキリムです。 冬は降雪が多く厳寒の、大変厳しい気候の地域です。そのためキリムづくりに欠かせない冷水が豊富で、良質の糸を使ったキリムが織られてきました。 こちらのキリムは驚いたことに、横も180センチを超える大型のものでありながら、一枚のピースで織られています。 にもかかわらず、この精巧さ、素晴らしい織りです。 全体にシックな色合いですが、エルズルムの人口の大半はクルド人ですが、典型的なクルド系の重厚感とは少し違う、淡さやスモーキーさがあります。 フィールドやメダリオンの地の色の切り替えや、染めむらによるアブラッシュ..

西部アナトリアの歴史あるキリムの産地、エシメのオールドキリムです。 落ち着いた赤色に黒い糸で織られた模様が、個性的で力強さを感じます。 余白がなくびっしりと埋められた模様には、ベージュやグレーが効果的に使われていて、 柔らかさやつややかさが加わっています。 全体をみると、点で描かれた絵画のように見え、浮き上がってくる黒い部分を引き立たせ、 よくみると下に模様が隠されている、というようにも見せてくれます。 そのため、3Ｄのような立体感と奥行きが生まれています。 細かくタイルを張り合わせて模様を作ったイスラム寺院の装飾のような。 ダイナミックな印象とともにそん..

西部アナトリアの歴史あるキリムの産地、エシメのオールドキリムです。 この町のオールドキリムは、バリエーションは様々ですが赤を基調にした色合い、 連なるドラゴンのメダリオンに、模様ですきまなく埋められたフィールド、というキリムらしい柄、が見うけられます。 赤がこのキリムの色合いを決定づける色となっていますが、青味がかったピンクにも近い赤色で、 さらに美しいパープル、青、草色、肌色がかったピンクに、コットンの白がさわやかな印象を与え、 キリムの明度をあげています。 とくにその中でもさし色となっているパープルの、いくつかのグラデーションが本当にきれいです。 またシャ..

他に類を見ない色あいのオールドキリムです。 中央のフィールドの深い緑がとくに印象的でめずらしく、青、ピンク、赤ほか無数の色との組み合わせで 独特な色の世界が広がっているのが心をとらえます。 また、白地の外ボーダーと青地の内ボーダーの精緻な織りには目を奪われますし、 その間にあってぐるりと取り囲むもうひとつのボーダーの少し和らいだ色の組み合わせや、 ベースのピンク色に見られるアブラッシュもまた、味わいがあります。 全体にワイルドなおおらかさというよりは、意匠を凝らした宮殿のような、 はなやかさのある雰囲気を持っています。 アースカラーが中心になる天然の..