Runner 細長

マラティアのランナーサイズのオールドキリムです。 クルド人の町であるマラティアらしく、濃い赤茶色や藍色などを中心とした深い色で、重厚な印象を与える整然とした模様と並び方、しっかりとした織りなど、クルド的特色もみられるようです。 キリムには用途だけでなく、デザインでもさまざまに印象が変わりますが、こちらはのびのびとして野性的というよりは、文化的な規律感、宗教的な思想や美意識を反映したような、整然とした、どこか人為的な美しさがあります。 ベースとなる赤茶色や藍色に加えられた濃淡さまざまなブルーとグリーンも美しい色で、ノーブルな印象を添えてくれています。モザイクのような模様に、規則正しく..

濃く、落ち着いた色のオールドキリムです。 上下の真ん中を中心に、柄がほぼ上下に対称になっており、横縞には一列飛びでジジムがほどこされているので、 チュワルなどの袋ものであった可能性も。 ジジムはしっかりと織り込まれていて、白いコットンのポイントが効いています。 横の縞の平織り部分の色は、それぞれにアブラッシュやグラデーションも味わいがあり、 地平線から見える夕焼けから宵のそらの色の移り変わりを表現したようです。 落ち着いた色合いですがオレンジや白が効いていて暗くなりすぎることはなく、 ランナーとして、地味過ぎず派手でなく、さりげない演出をしてくれそうです..

横縞の平織にジジム織りが施されている、細長のオールドキリムです。 赤を中心として、茶、黄色、白にパープルのジジムの色が映えています。 横縞に使われている山吹色の染めがとても美しいです。 平織も、ジジムも、少し不器用な手作り感がいっぱいの、温かみと愛嬌があります。 遠くのどこかで、実際に誰かの生活に寄り添っていた。そんなことがイメージされます。 細長サイズで、チェスト上のデコレーションや、廊下、広縁などにお使いになると、 いい感じの演出をしてくれそうです。品番　： K20114 サイズ： 71cm x 236cm 産　地： トルコ 年　代： オールド ..

コンヤで織られたキリムです。 明るく優しいフィールドの淡いオレンジは、染めむらの作るグラデーションが美しく、平坦さをなくしてくれます。 血の通った感じのする温かみのある赤色との組み合わせはかわいらしい印象に。 そこにさわやかな青や水色がポイントになって、なんともいえず、だれがみても好感を持てる優しさとかわいらしさがあります。 ワンルームのソファの足元や、ベッドわきの足元に置いても、ほっと心を和ませてくれそうです。..

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東部アナトリア、ヴァン湖の東湖岸に位置する町、ヴァンのオールドキリムです。 横は60cm未満の細長いヨルックタイプのキリム。 フィールドのマロンベージュを中心に、品よく落ち着いた色でまとまっています。 そのベージュは、ほのかにうっすらと紫味を帯びた部分から少しずつグレイッシュなトーンへ、 そしてとつぜんインディゴに変わる部分まで、緩やかに、そして劇的に表情を変えています。 模様の中の黄味と青みの色合いのバランスもよく、いつまでも見る人を飽きさせない深みを持ったキリムです。 かなり横が細いタイプで、廊下に敷いても、幅ぎりぎりになってしまうことがなく、美しくお使いいただけま..

アブシャルのアンティークキリムです。 品番　：K25111 サイズ：40cm x 150cm 産　地：トルコ 年　代：アンティーク 素　材：ウール x ウール..

 ウールの中でも最高級の子羊の毛を手で紡ぎ、昔ながらの草木染の手法で染め上げ、熟練の織り手によって制作されたウシャック絨毯です。画像だけでは、とてもお伝えきれないのですが、シルクのような輝きを御覧頂けますでしょうか。ウシャック絨毯は、オスマン帝国時代、皇帝に献上されていたもの。優美な曲線を生かした高貴でエレガントデザインが素敵です。が、精緻な工房絨毯のような冷たい印象はなく、優しいぬくもりがあります。温かみのある風合いは、トルコ絨毯の大きな魅力のひとつです。UPしている商品以外にもサイズ違いデザイン違いのウシャック絨毯を色々取り揃えておりますので、どうぞ..

 ウールの中でも最高級の子羊の毛を手で紡ぎ、昔ながらの草木染の手法で染め上げ、熟練の織り手によって制作されたウシャック絨毯です。画像だけでは、とてもお伝えきれないのですが、シルクのような輝きを御覧頂けますでしょうか。ウシャック絨毯は、オスマン帝国時代、皇帝に献上されていたもの。優美な曲線を生かした高貴でエレガントデザインが素敵です。が、精緻な工房絨毯のような冷たい印象はなく、優しいぬくもりがあります。温かみのある風合いは、トルコ絨毯の大きな魅力のひとつです。UPしている商品以外にもサイズ違いデザイン違いのウシャック絨毯を色々取り揃えておりますので、どうぞ..

 ウールの中でも最高級の子羊の毛を手で紡ぎ、昔ながらの草木染の手法で染め上げ、熟練の織り手によって制作されたウシャック絨毯です。画像だけでは、とてもお伝えきれないのですが、シルクのような輝きを御覧頂けますでしょうか。ウシャック絨毯は、オスマン帝国時代、皇帝に献上されていたもの。優美な曲線を生かした高貴でエレガントデザインが素敵です。が、精緻な工房絨毯のような冷たい印象はなく、優しいぬくもりがあります。温かみのある風合いは、トルコ絨毯の大きな魅力のひとつです。UPしている商品以外にもサイズ違いデザイン違いのウシャック絨毯を色々取り揃えておりますので、どうぞ..

西部アナトリアのバルケシールのキリムです。 バルケシールのキリムは、この周辺に住むユンジュ族やヤージベデル族などの遊牧民によって織られています。 この地域のキリムは、そのデザイン性の高さがヨーロッパで非常に高い評価を受けていますが、こちらもまさにデザイン性とクオリティの高い一枚といえます。 紅花のような鮮やかなオレンジと、アブラッシュが美しい夜のようなインディゴのコントラストが目を惹きます。 赤や墨色とのグラデーションも、細い線を織り交ぜた横縞のデザインもセンスよく、洗練された雰囲気があります。 錦のように精巧な文様の織りも非常に美しく、紫がかったインディゴの中にあっていっ..

アナトリア、フェティエのオールドキリムです。 横縞の色も、ジジムの色も、鮮やかで個性的です。 なんといっても黄色が目を引く横縞は、白と、赤みの強い茶色に引き立てられて、太陽やヒマワリのように明るく輝いて見えます。 自然に任せた感じのする横縞模様の部分に比べて、刺繍のようにほどこされたジジムは規則正しく正確で、また違った美しさです。 ジジムの方の色使いも、カラフルで明るく、きっぱりとした印象です。 力強い、明るいエネルギーにあふれたキリムです。品番　： K23051 サイズ： 80cm x 236cm 産　地： トルコ 年　代： オールド 素　材： ウール..

アナトリア、アイドゥンのオールドキリムです。 ぎっしりと文様で埋め尽くされたデザインはアイドゥンの特徴でもありますが、このように自由な感じの柄の運びや、美しいパステルの色調は非常にめずらしい品ではないかと思います。 まるで水面をたくさんの花で埋め尽くされた小川がながれてゆくようです。 この花の帯はピンクから黄色、そしてブルーへと変化してゆきます。この色のグラデーションによって、このキリムにいきいきとした流れや、動きが感じられます。 日当たりのよい広縁で自然光の中のこの流れを楽しむのもよし、廊下で、花畑を歩くように色のグラデーションを楽しむのもよし、やさしい美しさにあふれたキリム..

この絨毯の情報は、Ian Bennettによる著書『Oriental Rugs Volume 1 Caucasian』（Oriental Textile Press、Aberdeen、1993年、pg.114）からのものです。これはカフカス地域のカラバフ・カザク地域で作られた19世紀後半のボテ（花形）の列デザインの絨毯です。ボテの対角線の列を持つ絨毯は、カフカスとペルシャ全域で見られます。カフカス自体では、最もよく知られているボテ絨毯は、中東沿岸部のバク地区のもので、特にボテヒラとして知られるグループがあります。このデザインは、バク地区のサリアニの絨毯やゲンジェ、他のいくつかのカフカスの絨毯で..

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伝統的なキリムの手法に則って織り上げられた、コンヤのニューキリムです。 トルコ中南部のコンヤは、伝統の復興プロジェクトが盛んで、新しいキリムの産地として力を入れている町です。 草木の天然染料だけを使い手染めされた糸を、手織りで丹念に織っています。 織りが細かく、草木染めの発色も鮮やかで、現代のトルコで作られる最高級の一品です。 使い込むほどに味が出て、何十年か後にはアンティークとしての価値が生まれるような一生使えるキリムです。 品番　：K25068 サイズ：70cm x 172cm 産　地：トルコ 年　代：ニューキリム 素　材：ウール x ウール..

説明テキストKonya Special New Kilim 品番　：K25046 サイズ：63cm x 190cm 産　地：トルコ 年　代：ニューキリム 素　材：ウール x ウール..

中央アジアのウズベキスタンで一点一点丁寧に作られた、デザイン性豊かで高品質のスザーニ・クッション。一面は、絹の刺繍布（スザーニ）、もう片面は手織りの絹絣（イカット）。全て天然草木染めです。スザーニの模様は手作りのため、サイズが微妙に異なっています。それに合わせて、中身のクッションも一点ずつ特別サイズで作りました。なお、詰め物は全て羽100％。この製品は日本初上陸です。..

中央アジアのウズベキスタンで一点一点丁寧に作られた、デザイン性豊かで高品質のスザーニ・クッション。一面は、絹の刺繍布（スザーニ）、もう片面は手織りの絹絣（イカット）。全て天然草木染めです。スザーニの模様は手作りのため、サイズが微妙に異なっています。それに合わせて、中身のクッションも一点ずつ特別サイズで作りました。なお、詰め物は全て羽100％。この製品は日本初上陸です。..

セミオールドのジジムです。30~50年前に織られたもので、中央アナトリアの南に位置するタウロス山脈の麓、ムット（ムーツ・ムッツ）の遊牧民たちによる最後の頃のキリムです。 赤みの少ない、茶色とベージュの細かな横ストライプは染めを施していないウールそのものの色。とてもやわらかな色合いです。縞の境目に、お互いの色でステッチのようなデザインを施していることで、いっそうコントラストが和らいで溶け合い、カフェオレのように馴染み合います。茶色をシックに引き締めるネイビー、ネイビーと明るいコントラストをなし、なおかつ茶色と相性の良いオレンジや黄色。と、バランスの良い色合わせが、程よく刺激を与え、程よく安心感..

30~50年前に織られたこのセミオールドキリムは、中央アナトリアの南に位置するタウロス山脈の麓、ムット（ムーツ・ムッツ）の遊牧民たちによる最後の頃のキリムです。 大胆でシンプルなデザインと、アースカラーのナチュラルな色彩がムットのセミオールドの特徴でもありますが、こちらはやや個性的です。 地織りのグレーはウールそのものの質感を活かした未染の糸を用いたナチュラルなもの、白い部分も同様でコットンです。 その分、横縞の模様やジジム織りの色は目が覚めるようです。すべてが強い発色のように見えますが、実は黄色に黒と赤、オレンジやピンクには深い緑といったように、強く引き立てる色を用いてこの踊るよ..

深みや赤み、青みなどのことなる、いくつかの紫色のペルデを合わせたパッチワークキリムラグです。 大人っぽい落ち着きのある紫色は、不思議な華やかさもそなえていて、素敵です。 長めのデザインも個性的。ウッディなフロアによく合いそうです。 とくにチェリーやチーク、ウォルナットなどのダークな色の床と合わせると、渋くていい雰囲気に。 パッチワークの一枚、一枚の持つ表情や色合いが、それぞれに異なるのが魅力です。..

品番　：K25168 サイズ：53cm x 180cm 産　地：トルコ 年　代：アンティーク 素　材：ウール x ウール..

この絨毯の情報源は、ジェームズ・D・バーンズによる著書『クルディスタンのアンティーク絨毯：編み込まれた芸術の歴史的遺産』（2002年、番号31）です。この青い背景の絨毯は、19世紀後半のセンナ、東クルディスタン地域からのマシ・アウィタ（蓮の周りに魚）のパターンのバリエーションです。この絨毯のフィールドデザインは、クルド人によってマシ・アウィタ（魚の複合体または蓮の周りに魚）と呼ばれています。マシはクルド語で、ペルシャ語のマヒ（ペルシャ人はhを使いますが、クルド人はsを使います）という言葉で、魚を意味します。蓮の花に泳ぐ魚は、13世紀にモンゴル人によってクルディスタンにもたらされた陰陽を表してい..